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ASMR歯

ASMR歯

また人間が感じるASMRは多種多様であり、過去の記憶や体験が元になっていると言われています。そのため、私たちの暮らしに密接して存在する小さなものでもASMRのコンテンツとなります。
このことからヒントを得た企業が広告にASMRを取り入れました。いくつかの大手飲食店メーカーは、自社食品を食べる映像とその咀嚼音を組み合わせたASMR動画を配信したり、グラスに注目させた映像に炭酸飲料を注ぐだけのASMRコマーシャルを制作したりしました。また、自社製品が工場で生産される映像とその過程で生まれる金属音などを細かく拾った音声によるASMR動画なども話題となりました。

ASMRは実に単純なもので、私たちが生きる中で触れてきた視覚的要素と聴覚的要素の二つだけで構成されます。この身近さとシンプルさが、情報過多な現代社会で生きる多くの人々に求められるようになった理由なのかもしれません。
未来型娯楽ASMRはこれからも私たちの生活により密接となり、癒しや娯楽の手段の一つとして発展していく可能性を秘めています。

お腹いっぱい食べたいけれど、健康面やダイエットを気にして食べられなかったり、食べたいものを好きな時間に食べる余裕がなかったりと、食欲を思うがままに満たすことは難しいですよね。「咀嚼音ASMR」はたくさんの食べ物が並んだ映像と、普段は我慢して食べないようなジャンクフードを頬張る音が組み合わさったものがほとんどです。だからこそ、そんな現代人の叶わない食欲を視覚と聴覚によって満たすことができるのです。
ASMRブームの背景にあるのは、ASMRが現代人の不足要素を補う役割を担っているのではないか、と考えられます。

このように現代人の隙間を埋めるように普及したASMRですが、経済にはどのような影響を与えたのでしょうか?
まず、ASMRに特化したビジネスが生まれたことが挙げられます。ASMRの動画を制作し配信する人が「ASMRtist」と呼ばれるようになり、仕事の一つとして成立しました。また、今までは動画アプリ内でのASMR動画の投稿が基本でしたが、ASMR動画のみを視聴できる専用のアプリが誕生したり、ASMR独特の繊細な音を拾う専用のマイクが制作されたりと、ASMRにおけるビジネスの成長は留まるところを知らないほどなのです。